遠山椿吉記念 第8回 健康予防医療賞(山田和江賞とのダブル受賞)を受賞しました。
遠山椿吉賞は一般財団法人東京顕微鏡院が日本の公衆衛生において優れた業績をあげて社会に貢献する研究を行った個人または研究グループを顕彰するものですが、本年度はわれわれの研究グループである「日本での新型コロナウイルス感染症と血栓症を調査するタスクフォース(代表:京都大学循環器内科 山下侑吾先生)」が「日本での新型コロナウイルス感染症と血栓症の実態を調査し最適な予防の指針を検討する研究」のテーマで受賞しました。
このタスクフォースは肺塞栓症研究会と日本静脈学会の会員が中心となって構成され、この研究成果はホームページに掲載されている「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における血栓塞栓症予防の指針」に反映され、さらには厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き」にも引用されています。
喫緊の課題である新型コロナウイルス感染症と血栓症の実態を短期間で解明し、診療指針にまで反映したことが非常に高く評価されたのです。なお、山下侑吾先生は40歳以下の若手であることから、若手研究者に与えられる山田和江賞もダブル受賞されました。